株式会社グリーンプラネット

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日本人の食生活

キズキ

私達日本人の食生活はここ数十年に大きく変化し、今では街中に美味しい食べ物が溢れており、食欲を満たすには最高の環境と言えるでしょう。
しかし、その代償に癌、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞等重大な成人病を抱えた人々が年々増加の一途をたどっております。
又福島原発の事故によって日本中に放射能が広がりました。一番恐れている事が現実となりました。内部被曝の恐ろしさを我々日本人は広島、長崎で経験しているにも関わらず放射能で汚染された土壌や海から採れた食品は全国に広がっております。
この様な食品を口にすると、私達の身体はどんどん免疫力が落ち重大な病気になる恐れが高くなってきます。私は自然農法をする事によって重要な事を学びました。それは、微生物が活性している土壌では放射能や農薬、動物性肥料等で汚染されていてもそれらが検出されなかった事です。更に人間の身体は地球の自然循環の一部であり地球そのものであるという事でした。微生物は土壌も、人間の身体も浄化してくれるのです。

種子と農法

現在、日本で大半の農家が行っている『慣行農法』で使われている種子は、遺伝子操作で三代目迄育たない様に改良されたF1種子が殆どです。
これらの種子は、生育過程で『除草剤、農薬、化学肥料、動物性堆肥』を使用する事を前提として改良された物です。

土壌を汚す

こういった農法は土壌を汚し地下水を汚しています。窒素肥料等が酸化して作られた硝酸態窒素は活性炭や煮沸、沈殿濾過等では取り除けない厄介な物質であり、こういった農業による土壌汚染が地下水を汚している事で地球環境に与える被害は深刻な問題として取り上げられております。 それらの土壌で育った食品を口にする事で私達の身体の中に除草剤、農薬、化学肥料を入れている事と同じであると考えてみて下さい。

元気を取り戻す

一人でも多くの人がその事に気付けば地球も身体も元気を取り戻す事が出来ます。
自分の身体と、私達の命を守ってくれる地球の未来に危機感を感じたならば、今迄の生活からほんの少しシフトチェンジして、健康という事の本当の意味を真剣に考える生き方を目指す事が大切だと思います。

想い

私達は、除草剤、農薬、化学肥料を一切使用せず、種子は固定種、在来種等のオーガニックの種子にこだわり自然農法で育てる野菜を推進しております。私達と同じ思いの方々と共に豊かな暮しを送れる社会を実現するため、『自然との調和』『医、食、農』の調和を目指し健康で豊かな生活を送り、心身共に健康な生き方を目指す事が私達の目的です。

酵素療法

人が豊かに暮らすには、健康であることです。この健康な体質および健全なる精神を養い司るものは言うまでもなく日常の食生活そのものによってつくられるのです。私達の健康はお医者さんがつくるものでもなく薬剤師さんがつくるものでもありません。
自分自身の食生活からつくられるものです。
人が病気になるのは平素の食事の摂り方が不完全のため体質が弱くなり、アチドーシス(酸性体質)となり精神神経症となります。
それに薬や注射のみで治そうとするからなかなか治らない病気が非常に多いのは、全く療法を誤っているからと思います。現在の医学で治症が治っている事実を見ても、要するに万病は一元食の誤りと精神の違いから生じるアチドーシスが根本原因であり、アルカロージス健康体(アルカリ側健康体)には菌も真菌も寄り付きようがありません。
病気を薬だけで治そうとしても次々に新しい病気が増えてきます。一人でも多くの方の幸福を願い、心身の健全な活動と人寿の延長のため、健康と希望がもたらされるならこれに過ぎる喜びはありません。

酵素療法の期待

一瞬のうちに一生不具になりかねない交通事故の救急処置にも、痰がつかえて呼吸も途絶えんばかりの苦しさがあるときにも、又ひどい胃潰瘍で外科処理を余儀なくされている時にも、炎症の痛みが取れない時にも、火傷や床ずれ等の皮膚の治療にも、酵素療法で驚異的な治療効果を得られる事の事実を推し広げて頂けます事を期待しています。

生命現象は酵素の働き

複雑な化学変化は試験管やフラスコの中で起こそうとしてもなかなか進行しないのに、人間に限らず、すべての生命体のなかではこれが何事もなく行われております。 それは酵素が生命体内に存在して、それが化学反応の速さを早めているからです。その際、酵素自身は変化しません。
このような作用を持つものを、化学では一般に「触媒」といいますが、酵素は生体内で化学反応を円滑に進行させる、言わば「生体媒介」です。我々が物を食べたとき、それが消化器の中で消化されるのも、消化液中にいろいろな酵素があって、それがデンプンやたんぱく質の脂肪の分解を起こさせるからです。動物が呼吸をして生きているのも、植物が日光で同化作用を営むのもさまざまな酵素の働きによるものです。生命現象は、全て一人間の脳の働きまでも一酵素によるものだと言っても言い過ぎではありません。生命体内には数千種類以上の酵素が存在すると言われていますが、どんな酵素によるのかまだ解っていない酵素反応も非常に多いので、全ての酵素の数と言えば膨大な数となります。

酵素は生命の源

近頃の様に医薬品の発達が目覚しいと、つい医者の薬品に頼りさえすれば病気は治るものと誤った考えを抱くようになります。
しかし、医者や薬品はあくまでも病気を治す手助けとなるものであって、病気自体を治すのは自分の体の働き、すなわち生命の働きなのです。最近酵素化学が進歩するにしたがい、その生命の働きの鍵が酵素であることが次第に明らかとなってきています。 全ての生物、人間は勿論、動物、植物、目に見えない微生物、細菌に至るまで皆酵素の力を借りなければ生きてはいられません。自然科学の一分野であり、私達の生活と密接な関係を持っている医学も酵素の働きを考えずに健康の本体を論じたり、あるいは疾病の治療はもとより予防衛生にも万全を期することが出来ないようになりました。
健康でスクスクと生きているものは何故腐らないのか、医学書にはこれを抵抗と言う言葉を使っていますが、この不思議な抵抗力こそが酵素の働きによるものであります。
この酵素に真の健康を作り出す力が秘められているのではないかと思います。
近頃、新聞やラジオ、テレビ、雑誌等では世は正に酵素時代であると詳報していますが、要するに全生物の生命現象は酵素によって営まれ、人体内の酵素の働きが旺盛であれば健康であり、酵素の働きが減退すれば病気になり易く、酵素の働きが失われてしまうと生命のヒューズが切れてしまいます。このヒューズの付け替えはどんな名医でも如何なる高貴薬でもどうすることも出来ないのが事実です。こうした人間の生命の運命を握っているのがすなわち「酵素」です。

酵素の定義

病原体のビールスから高等な動物、植物に至るまで、およそ生命のあるところには必ず存在し、生命に欠かすことの出来ない特別なたんぱく質の一種で、極めて微量ながら有効な働きをする触媒物質が酵素です。
もう少し簡単に言うと、生命自体が作り出す蛋白質で化学変化のスピードをコントロールするもので、化学変化が行われる際に触媒的に作用するの物です。
触媒的に作用するということはどういうことかと言いますと、酵素自体が変化するのではなく触媒作用によって化学変化を促進するものです。

例を述べますと、私たちが食事を取りますと胃腸の中に入って消化吸収されるのですが、このことは化学変化です。ではこの際どういう化学変化が行われるかあるいは触媒としてどんな酵素が働くかといいますと、食物が口の中に入ると口から唾液が分泌されます。この唾液にはプチカリンという酵素があり、この酵素の作用によって先ずデンプン質が分解され小腸に入るのです。胃ではデンプン質は消化されません。けれどもデンプン質は小腸に入りここで数々の酵素の働きを受けます。どうな酵素かといいますとマルタ-ゼ、ラクターゼ、インベルターゼ、このような酵素が小腸から分泌されこれらの酵素の働きによってデンプン質が徐々に分解されるのです。
蛋白質についてみますと、胃液の中にはペプシンという消化酵素が含まれております。
すい臓からはトリプシンだとかキモトリプシンという酵素が、更に腸の粘膜から腸液が分泌されていますが、この胃液の中にはアミノプチターゼ、ジペプチターゼ等と言う様な酵素が分泌されて私たちが食べる蛋白質が消化されていくのです。 このように消化作用においてもいろいろの酵素が働く訳です。
蛋白質は酵素の媒介によってアミノ酸とかペプチドと言う様な生体が吸収されやすい物質に変化(分解)されます。
又、脂肪についてみましても、脂肪酸とグリセリン澱粉はブドウ糖に分解されます。
これが、一つの化学変化です。
この化学変化が酵素の働きによってなされるわけです。

ミネラル、ビタミンは補酵素の役割をします。例えば化学変化を人工的に行ってみますと、蛋白質は非常に安定性の強いものでなかなか分解しません。
これを分解するのに硫酸だとかアルカリと言う強力な劇薬を注ぎ、しかも長時間熱を加えると言うような操作をしなければ分解しません。
ところが、私たちの体内では平熱36.5度の体温の元で、硫酸もアルカリも加えないで難しい化学変化が楽々とやってのけられます。
これこそ酵素の働きです。この事は消化系統における働きを述べたのに過ぎませんし、生命現象の一部に触れたのに過ぎません。
この他に数え切れない数々の雑多な生命現象があるわけです。

生命現象は全て細胞の化学変化です。一つ一つの細胞が化学変化を起こし「TCAサイクル、尿素サイクル」細胞の働きがスムーズに行われる。
そして、私たちの生活が順調に行われて初めて健康が保たれると言う事になります。
数々雑多な生命現象があるからには、数々雑多な酵素が必要になってくる訳です。
この生命現象にはそれにあった特定の酵素が必要になってくる訳です。そのような訳で酵素が健康に大切であると共に、数多くの種類の酵素を十分に体内に摂りいれることが必要であることがわかります。
酵素は、酵素の作用により代謝機能全般が円滑化され、尚酵素中に含まれる、各種作用により人間のみならず動植物に至るまで正常化を起こす重要なものです。
しかし、前に述べたように、酵素は生きている生物の細胞のみによって生産されまして、この不思議な酵素を人間が製造することは今日まで今だ世界のどんな学者も成功しておりません。私たちの栄養素、すなわち蛋白質、脂肪、糖分、ビタミン類、プロビタミン類は水と無機質と光線によって、これらを原料として植物のみによって生産されております。
光を植物に変化させる植物酵素こそ生命の素ということが出来るわけです。

ですから、植物酵素は生命の主、生命の元素と言う事です。現在は酵素化学が進歩してきましたので数百種類知られておりますが、新しい酵素も又毎年幾つか発見され、報告されています。新しい星が発見される以前からその星が存在していたように、新しい酵素も又発見される以前からその酵素は存在し、私たちを生かし続けてくれたのです。しかし酵素は今もって判らない点が沢山あり先への研究課題として残されております。

植物複合酵素について

植物複合酵素という植物抽出酵素が非常に興味のある問題です。 と言うのは、特にこの複合酵素系の研究が主体というものを考察する場合に看過すべからざる物となり、又一つの光明を投げかけ始めているからなのです。

一つの複雑な機械がどの様に動いているかは一つ一つの部分品、歯車等が順番に組み立てられ、少しの狂いもなく次々に行動していくからです。あらゆる機械の中でもっとも複雑なもの、生体についても例外ではありません。
細胞内の酵素はいわば生体内の部分品、歯車なのです。
古くより酵素化学の進歩に従い個々の酵素が純粋に分離され、その性質が研究され生態の生理と病態生理を酵素レベルで分析解明し、医療の分野に多大の貢献をなしてきましたが、生体細胞内で起こる多くの物質代謝の変化様式は連続あるいは連鎖反応の反覆にて代謝反応の網の目が縦横無尽に張り巡らされている細胞原形質そのものも実際に一つの複雑きわまる複合酵素系を作り上げていますが、現在までの研究では比較的少数の酵素を含んだものに限られています。
研究された幾つかの酵素系の中には一ダース、あるいはそれ以上含んだものも一、二ありますが大部分の系は二種の酵素だけで構成されています。この比較的に簡単な系でも生体内反応は特有な状態で興味深い知見を与えてくれています。

健康への気づき

私がハッピーフルーツと出会い、それを試した所、大きな実感がありました。
今までたくさんのサプリ等を試しても実感がなかったのに、微生物の力を思い知りました。 この事がきっかけになり微生物に興味を持ち、実際に自分の畑でも試した所、私の様な素人でも驚く様な収穫と美味しい作物が出来ました。その事実を目の当たりにし、本来の自然の循環を取り戻さなくてはいけないと言う事に気づかされたのです。
その頃から日常生活では完全にベジタリアンにし、微生物と調和するように努めました。そうしたところ、健康な身体の大切さを再認識するに至りました。
「私達人間も畑も同じなんだ!」

この事がわかった事で、私の人生は一変しました。

今迄、不自然なものに頼って、体内に巣食っていた悪魔と戦ってきた事が、いかに馬鹿げているかと言う事に気づかされ、自分自身が自然の循環を大きく踏み外した社会環境を作っている事に気づいたとき、自分が創業した化粧品メーカーを辞め、私の命を助けてくれた微生物の凄さと食がいかに大切かと言う事の啓蒙活動を始めました。
自然の循環を無視した社会を形成している限り、いずれ私達人間に対して自然界は人間の過ちを思い知らせる時が来ると思っております。

私達が暮らしている日本の環境がこれから良くなっていくとは考えられません。
日本の国が国民の生活を守る様な政策を打ち立てているとも思えません。
いずれ、この国の農業は完全に衰退し私達の食べる物は全て海外から輸入しなければいけない様な時代が来るかも知れないと思われる要素が沢山見受けられます。一刻も早く私達がそういった不安感を打開するため、日本人が日本の土地で食料の自給率を100%以上回復する必要があると思います。
しかし、今の慣行農法を推進しているJAはF1の種を販売し、農薬や動物性や化学薬品が入った肥料を生産者に販売する構造がある限り、安全な食べ物を畑で作る事は不可能です。

私が自然農法で学んだ事は、人間の身体も自然の循環を取り戻す事が出来れば、病気も治癒していくという事でした。
そして、生かされている事に感謝をした者に与えられる事は、その循環の中に取り込まれると言う事でした。
私は、大自然の循環を人間社会に取り戻す事がこれから私達人間に与えられた課題だと思っております。

一人でも多くの人がその事に気付けば、身体も地球も元の気に戻り元気になります。

そして人間が文明を作り上げていった頃からボタンの掛け違いをしてしまい、その事を判らずに進んできた文明がいよいよ、掛け違っていた! と言う事を誰もが気づきだす時代になると思います。
人口増加=食料危機=経済破綻この事を危機感として気づいた時から自分自身が自立した生き方を選んでいかなければなりません。

誰もが簡単に安全な食べ物を育てる事が出来れば、日本は世界に誇れる農業生産国家に戻れるでしょうし、自然の循環を理解しその生活を取り戻す事が出来れば病気も無くなっていきます。私達がこれから学ばなければ行けない事は、いかに自然と調和できる生活を送るかと言う事ではないでしょうか。

私が軽井沢で『自然との調和』と『自然農法』を学ぶ場を作り上げていく事が自分の使命と感じております。

腸内改善

統計上では1980年頃から大腸がんの罹患率が高くなり始めています。
大腸がんによる死亡数は1955年には男性2,079人、女性2,160人だったのが、2006年には男性が2万2,360人、女性が1万8,653人とこの半世紀で約10倍に増加。現在、女性がかかる癌では2005年から死因の第1位、男性でも3位と上位に位置します。国の難病指定の病気である「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」などの炎症性腸疾患は1980年以前は非常に少ない病気でしたが、ここ30年で激増。炎症性疾患とは腸の粘膜にびらんや潰瘍などの炎症が起こり、下痢や下血を繰り返す病気の総称で決定的な治療法がありません。

免疫疾患と腸との直接的な因果関係はまだはっきりしていませんが、免疫をつかさどる全身のリンパ球の60%以上が腸管に集中して、抗体は全体の60%以上が腸管で作られています。腸内で免疫機能の働きを左右するのが腸内細菌郡です。腸内細菌には乳酸菌やビフィズ菌などの善玉菌や、ウェルシュ菌などの悪玉菌、そのどちらでもない日和見菌の3種類がありますが、これらが一定のバランスを保つことで腸内免疫が機能していることがわかっています。
今、日本人の腸は大きなストレスにさらされており、その苦痛に悩む人は増加の一途をたどっています。その大きな要因として「食事」「ストレス」「運動不足」
「体内リズムの乱れ」があると考えられます。まず食事は内容に問題があります。Wynderという研究者が1962年のアメリカと日本の栄養摂取状況について比較したデータがあり、それによると当時のアメリカ人の総カロリー摂取量は平均で1日あたり3,000キロカロリー超です。三大栄養素の割合を見ると、たんぱく質12.6%、炭水化物45.6%、脂肪41.8%で食事全体に対する脂肪の摂取量が極端に多いのがわかります。
これに対し日本は総カロリー摂取量が2,000キロカロリー。このうちタンパク質13.5%、炭水化物74.2%、脂肪13.5%という結果です。
しかし、脂肪の多くはウシやブタといった畜肉由来のものではなく魚の脂肪からのものがほとんどでした。この時期の日本はまだ経済成長途上であり、伝統的な和食が健在でした。その後高度経済成長期に入り、日本に少しずつ欧米食が普及するようになりましたが、現在も総カロリー数はほとんど変化が無く、脂肪の摂取量も1日あたり25%程度に上昇しただけです。
ところがカロリー数に変化が認められない一方で、米を食べる人が減っていることが明らかです。実際、炭水化物の摂取量は1960年代より大幅に減っています。
また、腸の健康に欠かせない植物繊維が十分に摂取できていません。これが便秘などの大きな引き金になります。
さらに大腸がんのリスクを高める可能性のある乳製品の摂取量が、1960年代の6倍近くになっていることも注目です。また、脂肪の摂取内容が変わったことも大きいと思われます。腸の動きが悪化すると次のような症状があります。

『便秘』
腸の反応が悪くなり、食事をしても便意が起こらないようになってきます。
『肌荒れ』
下痢や便秘が続くと、アセトン体という毒素が発生して、皮膚に悪影響を与えることが判っています。便が滞り、腸内にガスや老廃物が溜まってこの成分の一部が腸壁から吸収され、血流から肌に影響して吹き出物が出たり、乾燥肌になるなどのトラブルが起こりやすくなりシミやくすみなども起こってきます。
『体臭』
アセトン体の影響で肌荒れが起きるとともに、体臭が強くなる場合もあります。
『冷え、むくみ』
腸の働きが低下し、正常に老廃物を外に排出しにくくなると、体全体の代謝が低下することになります。
その結果、細胞の活動や血流が減り(抹消循環不全)、リンパの流れなどが悪くなることで手足が冷えたり、むくみが出やすくなります。日頃から動物性蛋白質や菓子類等に含まれる食用油や炭水化物の取り過ぎに注意し、新鮮で安全な野菜等を積極的に摂り、健康な腸を維持するため、発酵食品を毎日摂る事が健康な身体を作る秘訣です。

腸は独自のコントロール機能を持ち、脳にも指令を送ることまでやってのけている事実が明らかになってきています。
そのため、腸は「第2の脳(セカンド・ブレイン)」と呼ばれています。その理由は腸のリズムの中でも最も大切な働きである蠕動運動で、胃から腸までの長い道のりを最終的に便として排出させるために欠かせない運動や便意を起こしたりするのです。
この蠕動運動には腸(小腸、大腸)に約1億回路もあるといわれる神経細胞が深くかかわっています。この腸の神経細胞が「セカンド・ブレイン」と呼ばれ注目されています。

コロンビア大学医学部のマイケル・D・ガーション博士は「腸には自分勝手に機能できる」神経細胞、つまり脳や脊髄からの指令を受けずに臓器を動かすことを証明したことにより「セカンド・ブレイン」の名称をつけました。
具体的には小腸、大腸を合わせた腸には、脳と同様に神経系、内分泌系などが存在しており、約1億の神経細胞が存在します。この数は他のどの臓器の神経細胞よりも多く、脳に次いで2番目に多いのです。
その為、腸は脳や脊髄から命令を受けずに自律的に臓器を動かしているのです。(これを内在性神経系といいます)つまり、臓器に直接 指令を出す主要な機関であることから、腸は第2の脳と呼ばれています。

通常、便秘になると老廃物から出るガスなどが腸を汚し、腸内の悪玉菌を増やします。このため腸内環境が悪くなり便秘がさらに悪化します。
腸管の免疫系も腸内環境と連動しており、体の免疫力も低下すると考えてもいいでしょう。
しかし、下剤で無理に便を出すことも危険です。なぜなら便秘が長期に続き下剤に依存する生活が始まると、「大腸メラノーシス」という黒いシミが大腸壁にできるようになります。「大腸黒皮症」と呼ばれるこの病態は、市販の下剤の中で最も普及している「アントラキノン系下剤」という薬の副作用によって起こります。このシミは腸壁の神経を障害するため、大腸メラノーシスがあると、腸の動きが悪化します。このことがさらに便秘の進行に拍車をかけるというわけです。
アントラキノン系下剤はアロエやセンナ(葉を下剤として用いるマメ科の植物)、大黄(漢方薬の原料となる天然の草根木皮など)が主成分の下剤です。服用するとお腹がキューと痛くなり、排便となります。これは大腸刺激性の下剤で、刺激をすることで大腸の蠕動運動を活発にして排便を促します。非常に強力な作用があることで知られています。

慢性便秘の原因は意外とささいな事がきっかけです。例えば朝、起きるのがギリギリでトイレに行く時間がなかったり、仕事に出かけても忙しさからトイレに行く機会を逃がしてしまい便意がなくなるパターンが多いです。また、食生活の乱れがきっかけとなることもあります。薬や漢方薬に頼らず、発酵食品を毎日食べ、食生活を改善し、慌ただしい生活を見直す事で腸内環境を改善する事が便秘や病気から守れる方法ではないでしょうか。

普通、食べ物が胃の中に入るとその信号を脳が受けて胃・結腸反射(大ぜん動)が起こります。
また、きちんと食事を取っていても、ダイエットや偏食などで食事量が少なかったりして、便のかさを増す植物繊維の量も不足し、出すものが無くなって便秘になったりもします。欠食や植物繊維の不足は若い人の間で問題視されています。

厚生労働省の「食品摂取基準」では、18~49歳の女性の理想的な植物繊維摂取量として1日あたり20~21グラム(男性では26~27グラム)という数値が提示されています。しかし、実際の摂取量は30~39歳の女性では12.7グラム、20~29歳の女性にいたっては12.2グラムで理想的な摂取量と比べると8~9グラムも不足で若い女性が特に足りていないのがわかります。

それに便秘には生活の乱れも深く関係しています。排便のリズムには自律神経が関係しています。この自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあり、これらがうまく調整されることで、私たち人間は健康を維持できるのです。
ところが、夜遅くまで起きていて睡眠時間が短くなり、日常生活のリズムが狂うと、自律神経の働きも乱れてきます。現代人の多くは交感神経が優位になっている「過緊張状態」です。交感神経の緊張は腸の働きを悪化させてしまうため、便秘になりやすいのです。

その他の便秘の原因として虫垂炎、子宮筋腫など手術でおなかを開けたことによって起こる「腸管癒着症」があります。
これはメスなどでおなかを開け、空気にさらされると隣り合った臓器がくっついてしまうことがあるのです。これが頑固な便秘の要因となります。
便秘を放置して一番怖いのが、大腸がんのリスクが高まることです。大腸がんのリスクとしては動物性脂肪や乳製品の摂取、運動不足などいくつか指摘されています。
まだ便秘については明らかな見解は出ていませんが(ただし、2~3日に1度の排便の人より、10日に1度の排便の人のほうが、大腸がんのリスクが高くなることは指摘されています。) しかし、間違いなく便秘が要因の1つであるのは大腸がんで便がたまりやすいS状結腸や直腸に非常に多く見られることでも明らかでしょう。

腸には食べたものの消化や吸収のために肝臓から「二次胆汁酸」という消化液が分泌されます。便秘になるとこの胆汁酸の濃度が濃くなることが明らかで、しかもこの二次胆汁酸は大腸がんの発生を促進する因子であることが知られています。
また、メタボリックシンドロームは大腸がんのかかわりが指摘されています。
ハーバード大学公衆衛生大学院栄養・免疫科のエドワード・ジオバヌッチ教授の研究によれば、インスリンとインスリン様増殖因子のIGF‐1の上昇が大腸がんのリスクを上昇させると報告しています。
インスリンは膵臓から出るホルモンで、ブドウ糖の代謝を行なうために欠かせないものですが、過度に分泌が続くと、高インスリン血症を引き起こします。高インスリン血症は食べすぎや肥満などで起こりやすくなります。まさに、メタボは大腸がんの危険因子といえるでしょう。
大腸がんは他のがんより治りやすいといわれていますが、再発率は高く、5年以内に大腸がんが再度発見される割合は3~7%前後と言われています再発率が高い可能性として生活習慣病といわれており、再発予防においても食生活を中心とした腸の対策が大切です。

有機野菜の条件

過去、日本の有機農産物は「有機無農薬野菜」「天然づくり」「無農薬野菜」「自然農法野菜」などさまざまな表記で混乱していましたが、現在は「有機JASマーク」をつけた農産物だけが有機野菜として認められています。農林規格JAS法の大まかな規準は以下のようなものです。

有機農産物の概要

  1. 自然由来の堆肥等で土作りを行い、初めて作付けする前2年以上、収穫前3年以上、禁止された農薬や化学肥料を使用していない田畑で栽培していること
  2. 栽培中において禁止された農薬や化学肥料を一切使用していないこと。
  3. 種子、堆肥等も含め一切の遺伝子組換え技術を使用していないこと。
  4. 収穫その他、栽培地の生態系の維持に支障を及ぼす技術や資材を使用していないこと。
  5. 有機栽培された種子であること。ただし、それが不可能な場合はその限りではない。

以上のように、「有機農産物」として表示できるものは日本のガイドラインの大枠では、化学農薬、化学肥料および化学土壌改良材を使用しないで栽培された農産物、および必要最小限の使用が認められる化学資材を使用する栽培により生産された農産物で、化学資材の使用を中止してから3年以上を経過し、堆肥等による土づくりを行なった圃場で収穫されたもの、とされています。

また、「やむをえない場合」と規定されてはいるものの、有機の種子がほとんど栽培されていない日本では、消毒された種子や化学肥料によって栽培された種子を使う以外になく、種子に関してはざる法となっています。
そのほかにも、化学肥料や農薬を使用し栽培した牧草や、化学物質を含んだ飼料を食べた家畜の堆肥についても規制がなく、さらには、「必要最小限の使用が認められる化学資材」とされる規格のなかには、殺菌剤のボルドー剤(液)や殺虫剤のデリス乳剤などが含まれており、欧米などの基準からは大きく外れ、完全な有機農産物とはいえないのが日本の有機農産物なのです。
JAS有機農産物だから安全が保障されているわけではない。

上記で説明したように、欧米の有機野菜と違って、日本の有機JASマーク表示の農産物は、一応「無害」とされる化学肥料・土壌改良剤や農薬も使って栽培したものも含まれ、完全に安全が保障された農産物とはいえません。
種子消毒や堆肥内化学物質についての規制はなく、有機JAS法で「必要最小限の使用が認められている化学資材」の中には、殺菌剤のボルドー剤(液)や殺虫剤など、発ガン性が疑われるものや、環境汚染物質もあることから、JAS有機農産物が完全に安全・安心なものではないことを知っておきましょう。

「オーガニック」日本と世界の現状

世界最大の「食糧輸入国」は有機の後進国

近年、日本国内で家畜疾病や食品偽装、輸入食品からの農薬検出や農薬の混入など、食の安全・安心を脅かす事件・事故が続発しています。同時に国民の環境に対する意識の向上と合わせて、消費者の食の安心・安全への関心も高まっています。しかし、日本の食糧自給率はカロリーベースで約40%しかありません。その中には90%以上自給している米も含まれていますから、その他の野菜などは40%よりはるかに少ないということになります。残りの60%を輸入農産物に頼る日本は、世界最大の「食糧輸入国」なのです。
では、それらの農産物の栽培に必要な種子の自給率はどの程度あるのでしょうか。種子は栽培された農産物以上にはありませんから、米を含めても最大40%。そのうちの自給しているものは、お米こそ100%ですが、大豆で5%、野菜で14%程度といわれています。
販売されている種子の袋に記載された生産地を確認してみれば、その多くが海外に依存し、種子の自給率は想像できないほど低いのが判ります。
また、07年3月末時点で、有機JAS認定を受けた有機栽培の割合はわずか0.16%。
食の安全が叫ばれ、多くの消費者が農薬や化学肥料に疑問を持っているにも関わらず、有機栽培の普及は遅々として進んでいません。
農業分野でさまざまな環境保全型農業政策を推進し、町中のどこでも普通に有機農産物が買える欧米各国と比べ、国内に有機農産物市場はほとんどなく、スーパーで有機野菜を普通に買うことも出来ません。
日本農林規格(JAS)有機野菜の認知度は、農水省が平成20年度に実施した消費者調査では、「有機JASマーク」を知らないと答えた者56.1%、「知っているが意味は分からない」が34.8%、「内容も理解している」者はわずか9.3%しかいませんでした。しかも、本来の「有機JAS野菜」以外に「特別栽培農産物」「環境配慮農産物」「減農薬・減化学肥料栽培」などさまざまな呼称があふれ、消費者だけでなく生産者までが有機とはとても呼べないような農産物を有機農産物と間違って理解しているなど、多くの混乱があるのです。

日本の有機認証は抜け道だらけ

栽培された農産物ですら、有機か非有機かあいまいな有様ですから、「種子」に至っては「有機の種子」であるかどうかを問われることはほとんどありません。
しかし、グローバル化の波は「食」や「農」の分野にも及び、WTO やFTAによる農業自由化や市場原理の導入も予想され、当然有機認証された農産物であるかどうかが問われることになります。
「種子」から「堆肥」「栽培管理」「ポストハーベスト」まで完全な有機であることが必要なEUやアメリカとの交渉において、日本が「同等性」を認めている国は20ヵ国(そのうちEUは15ヵ国)ありますが、「正式な承認」を原則とする各国は、日本を正式に承認していません。
日本のJASマークは世界では有機農産物と認めてもらえないのが現状です。
その大きな原因は農林規格の種子や堆肥の完全有機規定の抜け道にあります。
日本農林規格では「ほ場には種する種子又は植え付ける苗等」として「①有機栽培を行った種子又は苗であること」とされていますが、日本ではこれに該当する種子がないために「②、①の種子又は苗が入手困難な場合は使用禁止資材を使用することなく生産された物、これも入手困難な場合は一般に入手できる種子又はもっとも若齢な苗であること」と、市販の化学処理された種子でも良しとされています。
また、畜産堆肥においても、合成飼料や薬品を投与された家畜の糞尿の使用を禁止した欧米各国に対し、日本の規格では堆肥や飼料まで言及していません。
こんな状況では欧米各国で認めてもらえないのも当然です。
しかも、一般的な種子の国内自給率さえ低いのに、有機農法で栽培された完全なオーガニック種子となると、有機農業先進国においてさえ供給不足の傾向にあります。
今後の農業自由化を前に、オーガニック種子の不足は多くの有機農家にとって苦しい問題になりかねません。着々とオーガニック農産物の栽培・販売を拡大し、有機農業を含む環境保全型農業を進める海外の国々と較べ、我が国の立ち遅れは歴然としています。

オーガニックが「普通」の欧米各国

一方、海外に眼を向ければ、日本だけが特殊な事情であることが分ります。
環境の保護の必要性にいち早く気付き、健康志向も高い欧米では、食を原点ともしています。
口から入った食物が血となり肉となり骨となることを良く理解し、おのずとどのようなものを口にすればいいかを知っているのが欧米の自然食の愛好家です。
アメリカにオーガニックスーパーの「ホールフーズ(Whole Foods)」と言う大規模なチェーン店があります。このチェーン店はちょっとした都市であれば、どこにでもある「普通のオーガニックスーパー」です。
日本にはまともなオーガニックスーパーすらないのに、驚くべきことに、年間売り上げ高は約7,000億円にも上っています。
このスーパーの目玉商品は、当然ながら毎日、近郊の農家から届けられるオーガニック野菜です。
それを普通に安心して食べる為に買い、そのおいしさを普通に味わうことを生活の基礎としている普通の人々がたくさんいます。
おいしく、健康的で、体に良い食べ物には人生を充実したものに変える力があることを多くのアメリカの人たちは知っています。
そんなライフスタイルを持つ人が近年ますます増え、最近ではGMSと呼ばれる量販店の食品売り場でも、近所の食品スーパーでも、オーガニック野菜を販売する事が「普通に」なってきています。
またイギリスのロンドンでも駅の近くの小型スーパーでさえ、オーガニック野菜を販売する事が「普通に」なっています。
日曜日の晴れた日には各地でファーマーズマーケットが開催されます。
近郊の農家の人たちが直接自慢の野菜、肉、パンなどを並べて売る、日本で言えば産直市場ですが、その市場でも多くの人たちの支持を集めているのはオーガニック食品です。
彼らが売る牛肉もその飼料はオーガニックであり、育て方も薬剤やホルモン剤を一切使用しないと言う徹底ぶりです。
もちろんその飼料の種子さえもオーガニックであり、生命の根幹から徹頭徹尾、安心・安全とおいしさを届ける努力をしています。
イギリスのファーマーズマーケットでは有機の種子や苗が「普通に」売られています。
これらは日本でも多くの愛好家がいる家庭菜園向けですが、ガーデニングの国イギリスでは都市部を走る電車の窓からも、各家庭で野菜のガーデニングを楽しんでいる姿を良く見かけます。
日本ではガーデニングといえば庭の花壇や植木を連想しますが、イギリスでは菜園も意味します。
小さな裏庭の小さな畑から可愛い野菜が顔を出す姿は、まさに生命を育むガーデニングと言えます。
そんな人たちに「種はオーガニックですか?」と聞けば恐らくきょとんとされるでしょう。
欧米ではオーガニックの種子からでなければ、オーガニックの野菜も加工食品も、オーガニックの牛もこの世に存在し得ないのです。
それが欧米の生命の基本なのです。

日本が「普通」になるために

IFOAM(国際有機農業運動連盟)が2003年に主要国の耕地面積に占める有機栽培面積の割合を調査したところ、オーストラリア11.3%、スイス9.7%、イタリア7.9%、イギリス4%、アメリカ0.5%。
それに対し日本はわずか0.1%。
現在は各国とも発表データよりも増えていることが予想されますが、日本の有機栽培面積の少なさが目立ちます。
その3年後の2006年に農水省が行なった調査では0.16%となっていますので、概ね正しいデータでしょう。
アメリカも0.5%と一見少ないようですが、農業の形態の違いと圧倒的な面積の広さを考えれば、日本の比ではないこともわかります。
「オーガニック」に対する関心と意識の差を乗り越えて、日本の農業が欧米に追いつくためにも、有機種子の普及が欠かせないと私たちは考えています。
「オーガニック」が、この日本で「普通に」なるために・・・。

自由貿易協定と有機農産物

FTA、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)をはじめとした、自由貿易協定を各国が結ぼうとし、日本政府も自由貿易が日本の成長の鍵と考え積極的に協定を結ぼうとしています。
協定の目的は、農産物も含めたあらゆる物とサービスの各国間取引の障壁をなくそうというものです。輸出入においては関税をなくすことが目標です。
その是非は立場によっても異なりますが、間違いなく農産物の世界的な競争が始まりますが、価格競争になれば途上国や大規模農業の米国の安い農産物が流れ込んでくることとなり、日本の農産物は競争力を失うこととなります。
日本の農業が生き残るには、付加価値の高い農産物や安心で安全な農産物の生産を目指すしかありませんが、日本のお寒い限りの農政では多くが期待できませんし、国際的に認められていない日本の有機農産物では国際競争力がありません。
海外で通用する、安心で安全な有機農産物を栽培するためには、JASで定められた有機栽培の規定を守るだけではなく、完全な有機種子を用い、完全な有機堆肥を使用し、種子から栽培・管理まで完全に有機であることが必要です。

ジェネシス社

ジェネシス社は、1983年より自社の有機圃場で有機種子の生産を始めた業界のパイオニアであり、野菜、ハーブ、花をすべて自社栽培育種するとともに、その研究・開発力は世界でも有数です。
花粉を運ぶ昆虫が少ない砂漠地帯特有の環境をフルに活用し、完全に管理された圃場での点滴栽培によって、過酷な気候にも適合する有機種子の育種に成功しています。
また、厳しいイスラエルのオーガニック規格を満たすISO 9001-2000年度版及び環境マネジメントシステムの国際規格ISO 14001も取得。
オーガニック規格の厳しいアメリカやカナダ、EUなど世界20数ヵ国へ輸出する業界最大手種子会社となっています。
北米、西欧でNo.1のシェアを誇り、本社・圃場ともイスラエルに拠点を置いています。

植物と腸

植物の、腸は、根に有り、土の中に張り巡らせた根から栄養を吸収しています。
『根は腸で有り、腸は根であるわけです』
根も腸と同様に細菌達の力を借りて栄養を吸収して生きています。
根の周りには多様性を持った有用な細菌達がコロニーで存在し様々な栄養を分解し植物を育てます。
人間の腸にも数百種類の多様性ある有用な微生物群が栄養素を分解して腸から吸収する事で我々は生きる事が出来、植物も同様に根から微生物達の力を借りて生きているのです。
然し現代では、化学肥料の散布により、土の中の細菌達は少なくなり、健全な食物が育た無くなりました。
腸内環境を破壊する添加物や薬品、更に我々人間界にも同様な事が起きています。

抗生物質、殺菌石鹸、スプレー、保存料に、添加物、殺菌消毒された野菜の摂取では腸内細菌を殺す為に口にしているようなものなのです。
防腐剤は腸内細菌を抑え、殺菌剤は正に殺す物、水道水は塩素だらけで、正に現代の食生活や、環境は、腸内細菌を少なくする方向に進んでいるのです。
私達人間は、腸内細菌の為に食事を摂り、彼等により必要な栄養素や、免疫機能、精神の安らぎ迄手にしているのです。
私達は綿密に計算された腸内細菌らによって生かされているのです。
その大事な宿主である腸内細菌達を殺すので無く健全に働いて貰ってこそ真の健康を手に入れる事が出来るのです。

腸内の微生物の環境が健康な身体を作る

胎児は無菌で産まれて来ますが生後1年の間に自分の菌の種類が決まってしまいその後、生活環境により多くなったり少なくなったりしていきます。
現在、私達は種類を増やす事は出来ません。
然し、細菌の数や、構成バランスを良くする事は出来ます。
赤ちゃんが、ハイハイしながらあらゆる物を舐めます。
赤ちゃんは一生懸命に土壌菌を取り入れようとしています。
動物も人間も最初に母から受け継ぐのは腸内細菌なのです。
コアラが有毒なユーカリを解毒出来る酵素も、母親から受け継いだ腸内細菌によるものです。
又、人間が管理する動物園は臭いと感じた人は多い筈です。
何故でしょうか。

サバンナや、ジャングルでは、草食動物の糞を人間は捏ねて燃料に利用したり、家の壁材等にも利用します。
自然が深ければ深い程、動物園の様な強烈な糞尿の匂いはしません。
動物園では餌をコンクリートの上や、バケツの中の物を与えます。
自然界で草食動物の食事の様子を観ると草を食べる時に土ごと食べています。
犬や猫などのペットも本来同様に土の上で土だらけになった物を食べます。
然し人間が管理する条件下では、糞尿の匂いを分解する微生物も居なく、餌にはバランスとれた細菌群もいなく動物達の腸内環境も悪い条件下にいるのです。
体内に、腸内細菌が多く居て、食物繊維を多く摂取すると短鎖脂肪酸が出来、腸管壁をガードしてくれます。
腸管壁をガードしてくれないと腸に穴が開いてしまい、腸内毒素が漏れてしまい様々な病気を引き起こします。

身体の健康を維持するためには多様性の微生物が必要であることが最近の化学でも判明してきました。
又、2016年のノーベル生理学医学賞を受賞した大隅良典教授によって解明されたオートファジーは断食による効果であることが判明しています。
過去に言われてきた医療の常識も大きく変わろうとしています。